昨日の夜、仕事を終えてから某有名私立高校に行きました。
午後7時30分、大きな学校の中はさすがに人気がありません。

そこで体育教師をしているマルは大学時代からの付き合い。
体育大学の卒業生として王道を行く彼はいわゆる熱血ではありません。
インテリジェンスな顔立ちのマルは熱さを心の内に秘めるタイプ。
理論的な指導で、K高校の陸上部を率いています。

僕は合宿中の陸上部の生徒達に体のケアの方法を
指導して欲しいとの要請をマルから受けました。
「よぉ!」
講習の場となる格技場でマルは準備をしていました。
「お疲れのところ悪いね」
僕は30名の部員を相手に持てる力をぶつけました。

マルとは大学でのキャンプ実習で同じ班になったのがそもそもの縁。
講習が終わってから、近くで軽く飲んで語って笑って……。
共通の友人のこと、それぞれの仕事のこと、子供のこと。
昔よりも話題がいつの間にか増えていました。

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