映画館の入れ替わりの時、
出てくる観客たちは皆、
何かを考えているようだった。

久しぶりに心に染み入る映画を見た。

「シュガーマン 奇跡に愛された男」――

ロドリゲスというミュージシャンの、
生き様を追ったドキュメンタリー。

本当に幸せ、生きることの意味、大切なもの……

ラスト、バックに流れる彼の歌が心の中を駆け巡った。

○映画「シュガーマン 奇跡に愛された男」公式HP
http://www.sugarman.jp/
※僕の見間違いで上映は4月に入ってもありました。
妻に誘われて「借りぐらしのアリエッティ」を見た。

この齢でアニメと言う柄でもないのだが、
今回は妻の誘いに乗ってみた。

シンプルなストーリー。

手の込んだ作品が多い中、珍しくシンプルだと感じた。
それゆえの深みもある。

難しく考える必要はないのかもしれない。
人として大切なものをアリエッティから
見つけられればそれでいいのだろう。

ラスト、妻は涙を流していた。
僕はマイケルジャクソンのファンではありませんが、
妻の誘いに乗っかって、娘と三人で見に行ってきました。

「ポップコーンはキャラメルね」と娘。
待望のマイケルの映画に、ワクワクドキドキの妻。

考えてみれば、妻と娘と三人で映画というのは初めて。

本番さながらのリハーサルシーンに、
マイケルを支える人たち。
単純にリズムに乗っかっていればいいものを、
ひねくれオヤジは色々と考えてしまいました。

ひとつだけ僕が言えることは、
見て損はない作品と言うこと。

ライブツアーは是非、やってもらいたかった……。
場違いだったかな――

周りを見渡すとほとんどが大人の人ばかり。
たまたまサッカーの練習が休みだった次男のケンを連れ立って、
久しぶりに見に来た映画が「クライマーズ・ハイ」でした。

ストーリーは群馬にある地方新聞社を舞台にした人間模様で、
日航機の墜落事件の扱いを巡った大人たちの葛藤劇です。

「わからないところが結構あるよ」
見終わった後、賑わう川崎ラゾーナを歩きながら、
息子と映画について語り合います。
話の続きは昼飯でも食べながらと思ったものの、どこも満席。

「じゃ、鶴見に戻って牛丼でも食べるか」
「ああ」

電車の中、牛丼屋でも話題はひたすら「クライマーズ・ハイ」。
大人の世界を垣間見たケン。
僕にとっても、ちょっとした父と子の思い出になりました。
何度もテレビで放映されている作品。

昨晩、サッカーの練習を終え、
風呂から上がってきた次男と見入っていました。

やっぱり戦争はいけない――。
シンプルに静かに思います。

放映が終わり、文庫本のプレゼントの案内がありました。

「おれ、読んでみたい……」
次男がポツリといいました。
昔、地元の古びた映画館で見た「ロッキー」。
懐かしくて、思わずブックオフで買ってしまいました。

僕はラストのボクシングシーンよりも、
トレーナーのミッキーや、
恋人のエイドリアンとのやり取りが、
不器用で、人間臭くて好きでした。

夜、こっそりとパソコンで「ロッキー」を見ていると、
息子2人が僕の背中から覗いています。

打たれても打たれても、前に進むロッキー。
息子たちにも何かが伝わったようです。
子供たちのリクエストで借りてはきたものの、
うっかり1と3を間違えてしまいました。

第1作目と違って、あまり考えることは少ないストーリーでしたが、
冒険シーンの連続で、次男とカミサンは驚かされながら、
娘のユイは画面からどんどん体が引けていました(笑)。
1番クールだったのは長男かな……。

あーだ、こーだ言い合いながら
夏休みに家族でビデオやDVDを一緒に見るのも
なかなか楽しいものです。

Shall We ダンス?

2005年5月10日 映画
テレビの映画なんて、滅多に見ないのですが、
ついつい最後まで見てしまいました。

ダンスに浮気(本気?)してしまった夫、
そのダンスに嫉妬する妻。

2人が自分の家の小さな庭でぎこちなく踊るシーンには、
素直にジーンとしてしまいました。
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2002/04/05 ¥3,800 原作は、W.P.キンセラの『シューレス・ジョー』。

初めて見た時の爽快感は今でもはっきり憶えています。
夢のために農場に野球場を作ってしまった男、
それを見守り応援する妻、子供……。
忘れてしまった何かを思い出させてくれる作品です。

映画ではテレンス・マンが出てきますが、
原作では『ライ麦畑でつかまえて』のサリンジャーだったり、
主人公の双子の弟が出てきたりと、その違いもまた面白いです。

ラストシーンは憧れました。
あんな場所で自分の父親とキャッチボールができたら最高です。
友人に勧められて原作を読んだのがきっかけで封切りと当時にカミサンも無理やり連れて(笑)レイトショーで観ました。

再びメジャーへのマウンドの夢が膨らんだジム・モリス。
家族に支えられながらもその夢を35歳にして現実のものとします。
彼の実働は1年、実績からも決して成功者とは言えません。
ただ一介の理科教師がメジャーリーガーになったことは現実です。

今から約2年前のことです。
スポーツ好きの連中がネットを通じてベアーズと言う草野球チームを作りました。そこには初心者もいれば、野球の達人もいます。
女性も子供も、みんな一緒になって野球を楽しんでいます。

僕もベアーズのピッチャーとしてマウンドに立ちました。
モリスのように三振をとってデビューと言うわけにはいきませんでしたが、久しぶりの草野球のマウンドは打たれても打たれても最高の気分でした。
『オールド・ルーキー』、忘れていた楽しみをまた教えてくれた映画でした。

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