分厚い上下巻の上巻を読み終えて一息ついたところ。
昨年、カミサンと映画を見て原作も是非にと思っていました。

映画は人間のこと、差別のこと、今の日本の社会のことを
改めて考えさせられる作品で、帰りの電車、カミサンと2人で色々と語り合いました。
原作はさすがに描写が詳細で映画には出てこない登場人物もたくさんいます。

その中で根来という中年の新聞記者は、
熱いはずの気持ちを無意識に封印しているように思えて、
社会と戦うでもなく、だからといって諦めるでもなく、
共感できるようなできないような人物。

自分のような自分でないような、不思議な気分にもなりました。

コメント

nophoto
eisin
2005年12月4日2:12

今日はお疲れ様でした。ダッシュで鶴見まで行きなんとか終電に間に合いました。
ところで、高村薫氏は我が母校で教鞭をとっていたんですよ。私が卒業して10年くらい後のことですけど。折原一氏もそうです。青島健太氏を加えた3人がOBの中ではメジャーな存在です。先生から作家というのは珍しくないのかもしれませんが、近しく感じてしまいます。

羽生遊
羽生遊
2005年12月4日18:36

お疲れ様でした。もう少ししみじみと語っていたかったのですが、またの機会としましょう。
そうでしたか、高村氏は気骨のある作家だと思います。エイシンさんも気骨と言う点では負けず劣らずですよね。また、熱いトークを聞かせて下さい。

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