「もう少しで貸切だったな」

扇町から鶴見に折り返す電車の中には僕らの他には2人だけ。
贅沢な鶴見線の旅は、降りる駅探しから再スタートです。

「じゃ、浅野にするか」
ということで、入船公園のある浅野駅で下車することになりました。
やはり無人の浅野駅では僕ら以外は誰もおりません。
電車が去った後のホームはシーンとやはり異空間のように静か。
セピアかがった雰囲気は子供の頃を思い出します。

「切符出してかなくていいの?」
「記念にもらっていくよ」
扇町からの130円の切符は今でも僕の財布の中です。

駅のすぐとなりにある入船公園は、様々なスポーツ施設あり、
芝生の広場ありの区民の憩いの場所。
駅を降り、公園に着いた僕らはやっとたくさんの人たちとご対面です。

アスレチックで童心に帰ってはしゃぎながらのんびりと過ごすひと時――。
休日の楽しみ方はお金をかけるばかりじゃないなと改めて思いました。

さて、この後はどうするか。そろそろお腹も空いてきました。

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