茜さす 紫野行き しめ野行き
野守は見ずや 君が袖振る
額田はゆっくりと詠った。
星のまたたいている夜空は高く暗く、
宴席だけが明るかった。
――額田女王・井上靖著より
訳の分からない横文字が溢れる世の中。
早期教育としての英会話がもてはやされ、
それと引き換えに日本語は乱れていくようです。
井上靖氏の「額田女王」を読みました。
額田の歌もさることながら、
井上氏の端正な日本語にも魅了されました。
野守は見ずや 君が袖振る
額田はゆっくりと詠った。
星のまたたいている夜空は高く暗く、
宴席だけが明るかった。
――額田女王・井上靖著より
訳の分からない横文字が溢れる世の中。
早期教育としての英会話がもてはやされ、
それと引き換えに日本語は乱れていくようです。
井上靖氏の「額田女王」を読みました。
額田の歌もさることながら、
井上氏の端正な日本語にも魅了されました。
コメント
そう痛感している今日この頃です。
まずは自分の乱れた日本語をどう治していくか、
そこからのスタートです。
新人賞まもなくプレーオフ開催だそうです。
二人揃って選ばれるといいですね。
自分の子供たちの会話を聞いていると、
時々「何それ」って、時があります(笑)。
まぁ、単に自分が時代に乗り遅れているだけかも知れません。
以前、井上氏の「氷壁」を読んだ時、
時代設定の古さも関係しているのでしょうが、
言葉の確かさと新鮮さを感じました。
先人から学ぶものはたくさんありますね。
頑張りましょう。