「ぴんぴんしてるから、ピン!」

2年と2ヶ月前、はじめて飼うことにしたハムスターに、
娘のユイはそんな名前をつけました。
昨年末あたりから、ピンは年老い、日に日に弱っていましたが、
ユイはいつもピンのことを気にかけていました。

そして今朝――
カゴの中にある小さな家でピンはじっとして動きません。

「ピン、動かないよ……冷たい……」
僕の言葉に、ユイの瞳が真っ赤になります。
「学校から帰ってきたら、裏に埋めてあげよう」

昼――
2人で穴を掘り、木屑を敷き、愛用の小さな家にピンを入れ、
小さな花とひまわりの種を被せました。

2人で埋めて、線香を立てて、拝みます。
ユイの涙がどうにもこうにも止まりません。

ユイは僕の胸にすがりつき、泣けるだけ泣きました。

コメント

ちろさま
ちろさま
2007年4月7日0:24

動物との別れは避けては通れないものですよね。
悲しいけれど、いなくなってしまったのは事実だけれど、お子さんの中でいつまでもピンちゃんが生きつづけるといいですね。

naochan
naochan
2007年4月7日22:07

息子も亡くなったシーズー犬のタロウの事を
10年経った今でもよく憶えています。
きっと、たくさんの事を教えてくれましたね。

羽生遊
羽生遊
2007年4月9日18:33

ちろさまさんへ
ピンを一番可愛がっていた娘にとって、
別れは本当に悲しいものだったようです。
でも、たくさんの思いでもできて、
ずっと心の中に行き続けると思います。
今朝もお墓に水をやっていました。

羽生遊
羽生遊
2007年4月9日18:36

naochanさんへ
僕もそうでしたけど、ペットって、
時には癒してくれたり、一緒に遊んだり、
家族の一員のようですよね。
成長された息子さんが今でも、
タロウくんのことを憶えているなんて、
本当に素晴らしいことだと思います。

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