不動大滝
群馬にいる父親のもとに、妻と次男、娘と一緒に行きました。
長男は部活のために今回は留守番、
思えば高校時代の僕もほとんど親とは過ごさなくなっていました。

それはそうと今回の群馬、
いつもながら有意義な時間を過ごすことができました。

12日の日曜――。
車で30分ほどの赤城山の中腹に駐車し、
そこから歩いて片道約1時間半。
山蝉の鳴きやまない涼しい登り。
風が木々の緑を揺らす音、川の流れ、鳥たちの声、
そして時折かすかに聞こえる人の声……
無駄な音は一切ありません。

「こんにちは」と行き交う人々と笑顔で挨拶を交わし、
澄んだ空気を思う存分に吸いました。

74歳になっても相変わらず健脚の父親、
ハイテンションで足取りの軽い子供たち、
疲れたと言いながらも一歩一歩しっかり歩く妻。
大切なものを噛み締めるように、踏みしめるように、
僕はただひたすら歩きました。

轟音だけが響く不動大滝は想像以上に壮大で、
汚れた心を洗い清めてくれるようで、
人の愚かさ小ささを否が応でも教えてくれます。

「さぁ、帰るか」
父親の声が水しぶきの合間から聞こえました。

コメント

メイ
メイ
2007年8月16日20:10

子供達の成長とともに、家族揃って…という時間は年々減っていきますよね。
昔は当たり前に過ごしてきた時間が、今はとても愛しく感じます。

羽生遊
羽生遊
2007年8月17日8:28

メイさんへ
子供の成長と共に家族一緒の時間は少なくなってきますよね。
子は自立し、親は子を見守っていくという感じでしょうか。
でも、やはり家族は家族。絆は大切にしたいと思っています。

nophoto
eisin
2007年8月17日12:07

群馬へ行ってたんですね。赤城は秋が良いんですよ。冬も捨てがたい。中腹をよぎる道から見る関東平野全貌の夜景!夜景マニア推薦の絶景です。

羽生遊
羽生遊
2007年8月18日8:07

eisinさんへ
さすが群馬友の会会長(笑)、詳しいですね。
父親の住む場所も、赤城の裾野に位置していて、
夜は前橋、高崎などの夜景が見えます。
夜景とともに見える星空も最高ですね。

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