日曜の朝、窓を開けると雪――。
僕は熱海で母校の会議があり、
長男のリョウは大切なサッカーの試合でした。

「じゃ、駅まで一緒に行くか」
雪が静かに降り続く中、7時過ぎに2人で家を出ました。
近くのバス停にバスの来る気配はなく、
ちょうど通りかかったタクシーにリョウと2人で飛び乗りました。
運転手さんが、ニコッと後ろを振り返ります。

しばらくして、リョウの携帯電話にメール――。
「今日、中止だって」
「そうか……」
駅はもうすぐ、僕には少し時間がありました。
「お茶でもしていくか」
「あぁ……」
迷惑そうな、そうでもなさそうな返事です。

駅ビルの中のファーストフードの店。
リョウはココア、僕はコーヒー。
大した話もしないまま、お互い体を温めます。
「まだ、ツタヤやってないよね」
「朝、早いからな」
リョウは折角、駅まで出てきたので何かをしたい様子です。

「俺行くから、気をつけろよ」
リョウに声をかけ、店の前で別れました。
会議の前にちょっとのんびりしてしまいました。

コメント

naochan
naochan
2008年2月6日17:41

リョウ君は、良い子ですねぇ。
うちのリョウは、どうしているでしょう?

父親と一緒に過ごす時間は、息子にとって、男性を意識する
とってもいい機会だと思いますよ。

女親の入れない世界を感じます。

羽生遊
羽生遊
2008年2月7日22:33

naochanさんへ
家で仕事をしているので、
否が応でもサラリーマンのご家庭よりも、
父と子の会話はうちの場合、多いかもしれません。
小うるさい親父と思われているかも、です(笑)。

家を出て暮らすリョウさん、
お仕事頑張ってるんでしょうね。
母親だからこその関係も大切にしてくださいね。

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