リョウが高校2年になっての初めての公式戦。
一足先に応援から帰って来たカミサン――。
「惜しかったよ、延長戦で負けちゃった」
最近は左サイドバックのリョウ。
やりたいポジションはあるものの、
それを割り切って日々の練習に励んでいます。
汗ばんだ顔で自転車から降りた息子に、
「お疲れ」と僕が声をかけ、
「うん」とリョウが頷きます。
自分の部屋で着がえたリョウが、ポツリと一言。
「……勝てたよ」
「そうか……次はインハイ予選だな」
「あぁ」
日焼けした息子の横顔が、なんだか眩しく見えました。
一足先に応援から帰って来たカミサン――。
「惜しかったよ、延長戦で負けちゃった」
最近は左サイドバックのリョウ。
やりたいポジションはあるものの、
それを割り切って日々の練習に励んでいます。
汗ばんだ顔で自転車から降りた息子に、
「お疲れ」と僕が声をかけ、
「うん」とリョウが頷きます。
自分の部屋で着がえたリョウが、ポツリと一言。
「……勝てたよ」
「そうか……次はインハイ予選だな」
「あぁ」
日焼けした息子の横顔が、なんだか眩しく見えました。
コメント
母親と息子とは違う、男同士の波長ってあるんでしょうね。
うちの場合、家で仕事をしているものですから、
結構、口うるさい父親だと思うんです。
ただ、成長するにしたがって、
お互い無駄なことを喋らなくなったように思います。
その点、母親と息子って、
もう少し接近した関係のように思うんです。
やはり、母親は故郷なんでしょうかね。