17年前、忘れない日
2008年6月8日 家族・子育て コメント (4)17年前の6月8日。長男が生まれ、僕は父親になった。
どんよりとした日、妻の実家近くの富士市の産院での出産予定は僕ら夫婦だけ。
静かな廊下でひとりその時を待った。
夜の7時過ぎ、かすかな生命の声と共に、
助産師の手に抱かれた息子のリョウがそっと僕に手渡された。
僕の両手にいる息子はあまりにも小さく、それでももぞもぞと動いている。
「元気な男の子ですよ」
しっかりと前を向き、何かを掴もうとするように動きを止めない。
息子を助産師に預け、妻を待つ。
驚いた。出産してすぐだというのに妻が助産師に支えられて歩いてくる。
「良かったな」
今度は僕が妻の体を支え、病院の階段を昇る。
あれから――
リョウは成長し、高校2年生になった。今日はサッカーの試合だ。
バースデーゴールを決めたかどうかは、まだわからない。
どんよりとした日、妻の実家近くの富士市の産院での出産予定は僕ら夫婦だけ。
静かな廊下でひとりその時を待った。
夜の7時過ぎ、かすかな生命の声と共に、
助産師の手に抱かれた息子のリョウがそっと僕に手渡された。
僕の両手にいる息子はあまりにも小さく、それでももぞもぞと動いている。
「元気な男の子ですよ」
しっかりと前を向き、何かを掴もうとするように動きを止めない。
息子を助産師に預け、妻を待つ。
驚いた。出産してすぐだというのに妻が助産師に支えられて歩いてくる。
「良かったな」
今度は僕が妻の体を支え、病院の階段を昇る。
あれから――
リョウは成長し、高校2年生になった。今日はサッカーの試合だ。
バースデーゴールを決めたかどうかは、まだわからない。
コメント
何より、妻には嬉しいものです。
もちろん、リョウ君は、間違いなく。
おめでとう、リョウ君、そして、父親17年目おめでとうございます。
次男の時は現場にいられなかったのですが、
どの子どもの時も、その日は鮮明に憶えています。
命の大切さを、いつまでもしっかりと
記憶に留めておきたいと思っています。
温かいメッセージ、ありがとうございます。
子供達が離れた今、もうその日を隣で一緒に祝うことはない我が家ですが、場所や時間は違えど、その日に想いを馳せ祝う気持ちは、これからも届いてくれるといいな〜と思っています。
メッセージ、ありがとうございます。
そうですね。メイさんのお家は息子さんたちが、
それぞれ1人暮らしですからね。
離れていようが、一緒に住んでいようが、
親が子を思う気持ちに全く変わりはないですよね。
メイさんに思い、きっと届いていますから。