家族から家族へ
早めに仕事を切り上げ、
母親を連れて父親のもとへ行きました。

普段、離れて暮らし、お互い行き来をしている父母も、
少しの間は群馬での暮らしになります。

入院生活を面白おかしく語る父――
その話にいちいち感心している母――

「子ども達に見せるから写真撮るよ」

全く照れることもなく、
父は満面の笑みでカメラに収まりました。

2月に喜寿を向え、その翌日に入院。
そして退院し、また元気溌剌の父。
ふと気がつくと、父母と一緒に話すのは久しぶりでした。

「泊まっていくのか」
「いや、明日仕事だから帰るよ」
「じゃ、御飯食べてけよ」

どこまでも静かな田舎での懐かしい居心地。

僕は少し後ろ髪をひかれる思いで、
家族のもとへと車を走らせました。

コメント

メイ
2009年3月14日11:36

気ままな一人暮らしも元気な時は、いいですが今回のような時は心配ですね。
お写真から溢れんばかりの笑顔のご様子ですと、
快方にむかわれているようですね。
想いさえ持っていれば、色々な家族の形があっていいと思います。
それぞれが悔やむことのない日々を送ることが、
家族みんなの幸せに繋がるのでしょうね。

羽生遊
2009年3月15日23:28

メイさんへ
さすがの父親もやはり齢は齢。
それなりの衰えもあるようで、
今回の入院も本人にとってはいい経験になったようです。

いつもは1人の父も、離れている僕らも、
今回のことで改めて家族の絆を感じたと思います。

父曰く「この夏は御巣鷹に登るぞ」だそうです(笑)。

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