雨は必ず止む時が来る―後編―
2009年5月13日 スポーツ コメント (6)個性豊かな点が強固な線で結ばれていない状態――
僕の目には今のケンたちのチームがそんな風に見えた。
それでもゴールを奪いたい。どうしても負けたくない。しかし――
後半、相手チームはカウンター気味の素早い攻撃で、
開始早々のチャンスを再びものにする。
そのままの勢いで2点を連取、0対4、逆転はかなり難しい。
必死にボールを追うイレブンにもさすがに落胆の色が見え隠れする。
「まだ、終わってないぞ!」
どんな時でも勝敗よりも大切なものは絶対にある。
最後までやり切って欲しい。
ただそれだけを僕は念じて、土砂降りのフィールドに向って大声で叫んでいた。
その後、2点を返すも時既に遅く、
チームは関東への出場権にあと一歩のところで届かなかった。
すぐ後ろで応援していた妻に涙が光り、
辿り着けなかった子供たちの思いに激しい雨がぶつかり続ける。
「お疲れ様でした。次、頑張りましょう」
「すみません……また、やり直します」
挨拶に行くと監督とコーチが責任の全てを背負うような顔をしている。
平日の夜も土日もなくチームのために奮闘する監督やコーチたちへの
感謝の気持ちは変わるはずもない。
雨はまだ止まない。頭の先からシューズの中までずぶ濡れの子供たちがいる。
雨は必ず止む時が来る。
このチームでの明日がたった今始まった。
僕の目には今のケンたちのチームがそんな風に見えた。
それでもゴールを奪いたい。どうしても負けたくない。しかし――
後半、相手チームはカウンター気味の素早い攻撃で、
開始早々のチャンスを再びものにする。
そのままの勢いで2点を連取、0対4、逆転はかなり難しい。
必死にボールを追うイレブンにもさすがに落胆の色が見え隠れする。
「まだ、終わってないぞ!」
どんな時でも勝敗よりも大切なものは絶対にある。
最後までやり切って欲しい。
ただそれだけを僕は念じて、土砂降りのフィールドに向って大声で叫んでいた。
その後、2点を返すも時既に遅く、
チームは関東への出場権にあと一歩のところで届かなかった。
すぐ後ろで応援していた妻に涙が光り、
辿り着けなかった子供たちの思いに激しい雨がぶつかり続ける。
「お疲れ様でした。次、頑張りましょう」
「すみません……また、やり直します」
挨拶に行くと監督とコーチが責任の全てを背負うような顔をしている。
平日の夜も土日もなくチームのために奮闘する監督やコーチたちへの
感謝の気持ちは変わるはずもない。
雨はまだ止まない。頭の先からシューズの中までずぶ濡れの子供たちがいる。
雨は必ず止む時が来る。
このチームでの明日がたった今始まった。
コメント
ご父兄の皆様も、お疲れ様でした。
特にお母様たちの洗濯の御苦労は相当なものですね。
でも、その雨の中の必死が、絶対に人生の宝になります。
私も必死にならなければ。
温かいメッセージ、ありがとうございます。
いつも使っているユニフォームはうっすらとドロ汚れが染み付いています。
それもこれまでの証、子供たちもその証を大切にして欲しいと思います。
他のご父兄の方たちも、いつも温かい眼差しを子供たちに注がれていて、
親子の深い絆を感じています。
やっぱり、子供たちのスポーツっていいですね。
近いようで遠かった一歩、それをこれからの糧にして欲しいですね。
勝つことも大切でが、敗戦から学ぶことはたくさんあります。
子供も親も必死になる瞬間は大切ですよね。
それを信じて、雌伏の時をどう過ごすか。そこが人間の『価値』の分か目だと思います。
以上、久々の登場、窓際淳司でした。
久しぶりです!
関西の空の下でホットな生活を送っていることでしょうね(笑)。
いつかの雄飛を胸に秘め、じっと雌伏の時を過ごせるか否か。
窓際さんの言うとおり、それが出来るかどうかですね。
こちらに来る時は連絡待ってますよ!