終了のホイッスルが鳴り、
グラウンドに重い空気が流れた。
ぐったりとするイレブン。
寝転んだまま起き上がれないキャプテン。
ベンチのメンバーも泣いている。
審判に促され、ようやく挨拶のための整列をする。
泣きながら、うな垂れながら、
応援の親たちに頭を下げる。
「3年間、応援ありがとうございました」
キャプテンの精一杯の声。
頭を下げる子供たち。
親たちが拍手を送り、
母親たちも涙を溜め、
このチームが終わった。
素晴らしいチームだった。
「負けたのは俺のせいだ」
帰宅してのケンの一声がこのチームの言葉だと思う。
その夜、まんまるの月が輝いていた。
グラウンドに重い空気が流れた。
ぐったりとするイレブン。
寝転んだまま起き上がれないキャプテン。
ベンチのメンバーも泣いている。
審判に促され、ようやく挨拶のための整列をする。
泣きながら、うな垂れながら、
応援の親たちに頭を下げる。
「3年間、応援ありがとうございました」
キャプテンの精一杯の声。
頭を下げる子供たち。
親たちが拍手を送り、
母親たちも涙を溜め、
このチームが終わった。
素晴らしいチームだった。
「負けたのは俺のせいだ」
帰宅してのケンの一声がこのチームの言葉だと思う。
その夜、まんまるの月が輝いていた。
コメント
秋戦1、2、3、より今試合まで一喜一憂しておりました。
私はスポーツに関しては疎く、あまり団体行動が得意ではないので「私みたいなモンが・・・」と思い、つたないメッセージは控えていたのですが・・・
心がシュッとしました。
ですので、メッセージを送りたいと思いました。
チームは終わってもその素晴らしさは唯一無二、ケン君の中で永遠に残る貴重な時間だったと思います。
>ケンの一声がこのチームの言葉だと思う。
”サッカーは一人ではできない、皆が揃って初めてできるスポーツだ”
そんな言葉を思いだしました。
追伸:私のメッセージに気分を害されたらすみません。
英国ではトーナメント戦の決勝戦に勝ち上がってきたチームを「Finalist」として称えられます。
もちろん、Winnerは最も称えられるでしょうが、負けてしまったチームにも大きな拍手・声援があります。
しかし、暴挙に出た某チームはそういったスポーツマンシップを忘れていたのでしょう。
もし彼らが勝っていたのなら……Finalist、Winnerに相応しかったかどうか、疑わしいと思います。
ケン君の言葉、川崎某らにも届いてほしいですね。
心温まるメッセージ、本当にありがとうございます。
あと一歩のところで、チームは負けてしまいましたが、
おふくさんの言うようにケンたちは貴重な時間を過ごせました。
ケンの帰宅後の一声を聞いた時、僕は子の成長を感じました。
またひとつ追い越されたなと(笑)。
人は関係の中で生きていると、
レクリエーションワーカーの友人は言います。
子供たちを見ていると、そんな学びの場での喜怒哀楽が、
大人になった時に生かされるんだなと思います。
おふくさんの言葉、ケンにも伝えたいと思います。
僕もあの川崎の一件には首を傾げました。
スポーツにおいて、共に全力を傾けて戦った時、
勝敗以上のものが存在すると僕は思います。
ケンたちのチームの最後になってしまって試合は、
本人たちも、見ている僕たちも確かに悔しさはありましたが、
それ以上の清々しさがあったことも確かです。
”サッカーは一人ではできない、皆が揃って初めてできるスポーツだ”
コメントをくださったおふくさんの言葉、
シンプルだけど心に響きますよね。