山の国だな――

群馬に来るといつも思います。
目の前にいる父親はここで生まれ、ここで育った。

父親は一旗上げようと都会に来て、
一旗上げて、田舎に戻り
今はたった1人、悠々自適に暮らしています。

結局、追いつけなかったな――

父親の背中を追いかけて、
追い越そうとした時もありました。
でも、それが無理だとわかった時、
初めて自分の道が見えたのかもしれません。

炬燵で差し向かい、ただ言葉を交わす。
気取ることもなく、飾ることもなく。

コメント

naochan
2010年2月16日17:56

羨ましいです。

私と父、弟と父、義父とだんなさん、どの関係も
昇華できずに、親を亡くしました。

今でも、父にお願いしています。
母と息子のことを。
ええかげんにせな、と思いつつ・・・・

羽生遊
2010年2月18日17:30

naochanへ
うちは自営業なので、
幼い頃からいつも父親が家にいて、
良くも悪くも父親を意識していました。

勿論、反発したこともあるし、
父親のようにはなりたくないと、
思ったこともありました。
時を経て、自分も子の親となり、
父親の気持ちが少しはわかるようになったのかも知れません。

親子の関係って、昇華するのは難しいですよね。
良くありたい、良くしようと、
思うことで十分なのかも知れませんね。

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