20年前
先週の日曜、母校で会議があり熱海に行った。
その帰り、この春、家を出た長男と駅で待ち合わせ、
昼ごはんを共にする約束をしていた。

海辺のファミレス――
20年前に学校に通いながらアルバイトをしていた場所。
脱サラの僕は年下の高校生のバイトたちに顎で使われていた。
それも今となってはいい思い出だ。

そんな場所に自分の息子と来られるとは、
当時は思ってもいなかった。

「ついでに俺の住んでいたアパートに行ってみるか」

長男と肩を並べてそこから歩くこと30分。
山の中腹の古いアパートはあの頃のままだった。
そこから見える熱海の街を息子がケータイで撮る。

「それ、俺のパソコンに送っておいて」

お互いの顔に汗が光り、僕の足はパンパンに張っていた。

コメント

nophoto
のりまき
2010年5月1日20:47

そのアパートで愛が育まれたのねっ(^-^)

メイ
2010年5月3日14:49

こんにちは^^

長男君は、どんな思い出坂を歩き、眼下の景色を眺めていたのかな?
新緑の季節に相応しい、お二人の光景を想像しています^^

羽生遊
2010年5月6日21:43

のりまき君へ
まっ、そういうことになるかな(笑)
そこに住んでいたのはたったの1年だったけど、
自分にとってはもうひとつの故郷のような感じだよ。

羽生遊
2010年5月6日21:46

メイさんへ
僕も息子と一緒に歩くとは思ってもいませんでした。
ああだ、こうだと学校のこと、今の息子暮らしのことを、
話しながら気分のいいひと時でした。

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