応援
フィールドを駆ける仲間たちを、
声を嗄らして応援する高校生たち――。
そこにはケンの背中もある。

その背中越しに僕たち夫婦は、
息子の先輩たちを見守った。

前日のライバルとの戦いを凌ぎ、
息子たちの高校は準々決勝に駒を進めていた。

蒸し暑い等々力競技場。
プロの試合も行われる立派なフィールドには、
両校の高校生たちの熱い応援がこだましていた。

人を応援することは自分も応援すること――

どこかで聞いた言葉が頭をよぎった。
何故か知らぬが、胸の奥から熱いものがこみ上げてくる。
やまぬ応援、必死の選手たち。

終了のホイッスルが鳴り、仲間たちはうな垂れたが、
スタンドからは労いの声援が続いていた。

コメント

メイ
2010年6月21日21:05

羽生遊さん^^

想像しただけで、ウルウル・・・・きちゃいます。

羽生遊
2010年6月23日10:53

メイさんへ
選手入場の時、応援の「S高ビッグウェーブ」が響きました。
その瞬間から胸の奥にぐんと来るものがあり、
あとはただただ見守るだけでした。

結果は惜敗でしたが、
残り10分までリードしていたナイスゲーム。
ケンたちも先輩たちの気持ちの入った試合が、
きっと心に響いていると思います。

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