甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実 (新潮文庫)
2010年10月14日 読書 コメント (2)
1992年、夏の星陵対明徳義塾――
僕も大多数の人と同じように、
明徳の監督が指示しただろう5連続敬遠に憤りました。
なぜ正々堂々と勝負をしないのか、
なぜ大人の感覚を高校生に押し付けるのか、
でも、ルール違反じゃない……
色々なことを考えながら、
テレビ画面に釘付けになったことを今でも覚えています。
この作品はその時の当事者たちへの取材の結晶です。
この試合の主役、脇役、指導者たち。
作者の情熱には圧倒されました。
それぞれの声に耳を傾け、
自分なりにスポーツと言うものを考えると、
白黒だけでは片付けられない世の中が見えてくるようです。
僕も大多数の人と同じように、
明徳の監督が指示しただろう5連続敬遠に憤りました。
なぜ正々堂々と勝負をしないのか、
なぜ大人の感覚を高校生に押し付けるのか、
でも、ルール違反じゃない……
色々なことを考えながら、
テレビ画面に釘付けになったことを今でも覚えています。
この作品はその時の当事者たちへの取材の結晶です。
この試合の主役、脇役、指導者たち。
作者の情熱には圧倒されました。
それぞれの声に耳を傾け、
自分なりにスポーツと言うものを考えると、
白黒だけでは片付けられない世の中が見えてくるようです。
コメント
”勝てば官軍。負ければ賊軍”
という言葉を思い出しました。
スポーツマンシップに欠けると言われればそれまでなのでしょうが
明徳側には明徳なりの思いが。
星陵側には星陵なりの思いが。
そんなものがあるのでしょうね。
聞く耳を持つ。
大事ですよね。
おふくさん、こんばんは。
松井5敬遠は僕の中でも、
ずっと引っかかっていた問題のひとつでした。
それでこの本が出た時は絶対読もうと思っていました。
>明徳側には明徳なりの思いが。
>星陵側には星陵なりの思いが。
本を読み進めるとおふくさんの言う通りなんです。
友達が言っていた答えがないことが答え、
そんな言葉も思い出しました。
ただ、明徳側も星陵側も
甲子園と言う大舞台で誰もが経験できるわけではない、
熱く燃えた瞬間があったことは確かです。