横浜鶴見の産業道路沿いにひっそりと、
それでいて自己をしっかりと主張するように、
そのジムは建っていた。

クライミングジム「アラジン」――

今年3月にオープンした真新しいジムは、
代表の小川弘資さんの個性が滲み出る温かいジムだった。

フリークライミングというとちょっと敷居の高いイメージもあるが、
小川さんはその壁を取り払おうと、
奥さんと一緒に広く一般への普及を図った来た。
その成果のひとつが手作りのこのジムだ。

日曜の午後のジムはクライミングを趣味にする大人たちや
親子連れで賑わっていた。
初めてジムに来た人も多い。
それでも、みんながそれを自然に受け入れてくれる。

ジムに漂う空気は至って穏やか、
笑いに溢れ、笑顔に溢れている。

「気軽にクライミングを楽しんで欲しい」と小川さんは常々言っている。
彼と話し、ジムで壁に取り付いていると、
フリークライミングと言うスポーツが、
ぐっと身近に感じることができる。

今回、僕は草野球の仲間、妻、娘とここに来た。
娘以外は初心者のようなものだが、
みんなそれぞれのペースで壁と向かい合っている。
真剣な眼差しあり、悔しさあり、笑いもありだ。

小川さんは変わらぬ笑顔で、それを見つめ、
時に前向きなアドバイスをしてくれる。

本物であることに有名も無名もない――

彼の逞しい背中がそんな風に語っているようだった。

※クライミングジム『アラジン』
http://www7a.biglobe.ne.jp/~aladdinclimbing/climbinggym.html

コメント

nophoto
弘資
2010年11月2日15:49

先日は、遊びに来てくれてありがとうございました!
みなさんの元気なお顔が見れて、とっても楽しい時間を過ごすことができました。
娘さんにも、『気分転換にまた遊びに来てください』とお伝えください。
また、骨も直して頂き本当にありがとうございました。
治療後、自転車乗って職場に向かうまで、ずっと笑顔になってしまいました。
改めて元気が1番と感じました♪

羽生遊
2010年11月3日10:52

弘資さんへ
こちらこそ、家族と仲間大変お世話になりました。
弘資さんのご指導のおかげで、
思う存分みんなでクライミングが楽しめました。

娘にとってもいい機会になりました。
またお世話になると思いますので宜しくお願いします。

naochan
2010年11月3日16:41

おお、体験されたんですね。
ほぉぉぉ、高所恐怖症の私には到底出来ないことで
尊敬しますです。
ほのぼのですね。

羽生遊
2010年11月5日11:06

naochanへ
過去にも何回、やってはいるんですが、
今回は翌日の筋肉痛を思い浮かべ(笑)、
かなり抑え気味に登ってきました。

クライミングでもボルダリングと言うやり方は、
低い壁をロープなしで登る方法なので、
より手軽に初心者でも、高所恐怖症の方でも楽しめます。

機会がありましたらnaochanも是非!

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