用事で車を走らせている途中のことだった。

マンションの建設現場で
出入口の警備をしている女性がいた。

寒風、降りしきる雪の中の警備――
学生の頃だが僕にも同様の経験があり、
わずかではあるがその辛さは分かる。

それでもその女性の瞳は輝いていた。
寒さに負けず、すっくと前を見つめていた。

――約1時間半後の帰り、その場所をまた通る。

いた! さっきの女性だ。

齢は50代後半から60代の間だろう。
入庫中のトラックを誘導している。
その機敏な動作に一瞬目が奪われる。

雪は相変わらず降っている。

コメント

naochan
2011年2月13日18:17

素敵ですね。

情景が目に浮かんできそうです。

羽生遊
2011年2月15日16:52

naochanへ
僕自身、この女性の姿に力を貰った思いでした。
まっすぐに生きている人はたくさんいます。
僕もそうありたいと思っています。

naochan
2011年2月15日18:09

私も、まっすぐに生きていきたいです。
本当に、私らしく。コメント、ありがとうございました。

羽生遊
2011年2月18日0:02

まっすぐに生きることが難しい世の中かもしれません。
だけど、やっぱり僕もまっすぐに生きたいですね。
さぁ、また明日、ですね。

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