時々思いついたように、仕事が終わると散歩に出る。
特に場所は決めていない。赴くままにのんびりと歩いてくる。

先日も近くの公園を抜けて、小一時間歩いてきた。
誰もいない暗い公園。野良猫と挨拶を交わし、
寒風を頬に受け、たったひとり歩いた。

物音はほとんどない。恐ろしいほどに静かな時間だ。
空にはかすかに星、公園を抜けると東京タワーが見える。

都会に生きることが窮屈に思うことが若い頃からたまにあった。
そんな時はいつもひとりで歩いていたような気がする。

ただいまと言って、家に帰る。
妻が晩御飯の支度をしていた。

コメント

naochan
2015年1月23日18:41

奥様のいつも通りの姿に、これまた、ホッとされたことでしょうね。

私は、だんなさんの両親に食事を運んでいた時に、
帰りがけ、ふっと空を見上げ、星を眺めて、
『今日も、無事に終わった』と知らず知らず感じていたように思います。

羽生遊
2015年1月24日17:21

naochanへ
当たり前の日常の中に、ほっとする瞬間を感じることがあります。
ささやかな幸せもささやかな日常に転がっているようです。

空って、やっぱりいいですよね。

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