数年前、ラジオからこんな言葉が聞こえてきました。
「これからはマインドリッチの時代になりますね」

マインドリッチ――

マインドリッチの時代になったかどうかは甚だ疑問ですが、
要は格差が進んだ社会では、物質的な豊かさではなくて、
心の豊かさが大事になるんだと言うこと。

自分は子供の頃からマインドリッチを目指していたなと、
ラジオを聞きながら思わず苦笑いが出てしまいました。

豪邸に住み、外車を何台も持ち、週末は旅行三昧。
庶民代表の反骨精神かもしれませんが、
そんなことには全く関心がなく、
手作りのごはん、身近な緑、ささやかなありがとうに、
心を満たされる日々を送っているように思います。

そんな自分と暮らすことになってしまった家族の面々には、
申し訳なく思うこともなくはありません。

でも――
心の豊かさは、物質的な豊かさに比例するとは、
どうしても思えないのです。

昔、こんなことを言って周りに笑われたことがあります。
「俺はイチローになれないけど、イチローも俺にはなれないからな」

僕は大まじめに語ったつもりがだったんですが……

コメント

naochan
2017年12月12日9:39

>「俺はイチローになれないけど、イチローも俺にはなれないからな」
フムフム、とっても納得しました。
羽生遊さんは、ご両親やお育ちになった環境から、そうだったので?
私もそう有りたいと思うのですが、時々、物欲がフツフツ(笑

羽生遊さんと同じだったから、
奥様も人生をご一緒に歩むと決意なさったと思います。

まるこ
2017年12月12日10:01

マインドリッチ。良い言葉ですね。
色々な価値観がありますけど。何が第一といえば自分自信が幸せだなって思える事だと思います。誰彼と比較するのではなく自分達が幸せだと思えれば、周りの雑音など取るに足りない事なんでしょうね。

と言いつつ。宝くじ当たれ!!と念じてます(笑)

羽生遊
2017年12月13日10:38

naochanへ
幼い頃、学校が終わると一目散に近所の公園に行って、
友達と思い切り遊んだり、一日20円の小遣いで駄菓子屋に入り浸るのが、
何よりも楽しいひと時でした。
健在の両親は今は何故か(笑)、別居してますが、
その頃は真っ直ぐに精一杯生きていたのが、幼い自分にもわかりました。

昔は良かったと懐かしんでばかりもいられないのですが、
naochanご指摘の通り、幼い頃の環境が今でも心の中に根付いています。

これからの夫婦の時間、大人になった子供たちとの関わり、
生まれてきた孫とのひと時、今から未来へ思いを馳せるこの頃です。

羽生遊
2017年12月13日10:51

まるこさんへ
>誰彼と比較するのではなく自分達が幸せだと思えれば、周りの雑音など取るに足りない事なんでしょうね。

全くその通りだと思います。豊かさの価値観は人それぞれで良いし、
幸せと感じることは、誰が何と言おうと自分だけのものだと思います。

年の瀬に、群馬の父親のところに娘と一緒に行く予定です。
今まで話すことができなかったことも、話してみようかなんて思っています。

それはそうと……
僕もたまには、宝くじ当たれと!!!と念じていますよ(笑)

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