仕事を終えて思い立ち、近所のドラッグストアに買い物に行きました。
冷たい風が頬に触れましたが、凛とした空気が気持ち良くもありました。

ちりん、ちりん――

どこからか、季節外れの風鈴の音が聞こえます。
寂しさを感じることもある冬の風鈴は、
その時はなんとなく、心が温もるようでした。

歩きながら深呼吸をして、夜空を見上げると、
都会の空に散りばめられた、それなりの星空。
「まぁ、こんなもんか」と独り言ちながらも、
久しぶりに見た星空は、また少し気分を良くしてくれました。

目的のドラッグストアに着くと店員の女性が、
何やら親子連れのお客さんに穏やかに微笑んでいました。

買い物をする前に、
本当の買い物は済んでしまったのかもしれません。

コメント

まるこ
2019年1月30日9:25

ちりんちりん。
そんな感じだと季節外れの風鈴もどことなく風情がありますが、我が家の様な空っ風のところは風鈴など吊るしておこうものなら壊れます。ガラスの風鈴なら割れます。
そしてけたたましくなりますので騒音ですよ…。とほほ。
しかし私は生まれも育ちも結婚後の空っ風とは縁が切れない様です。

naochan
2019年1月30日10:51

一瞬でしたら、私も冬の冷たい風、好きです。
でも、一瞬だけ。ずっとだと・・・・ムムムです(笑)

まるこさんではありませんが、その昔、借りていた家のお隣が
一年中、風鈴を付けておられて、真夜中にも風でチリンチリン。

それ以来、我が家は、風鈴は付けていないのです(涙
風情があって、好きなのですが・・・家が建て込むとむずかしいのかも知れません。

羽生遊
2019年1月30日17:26

まるこさんへ
こんばんは。確かに空っ風にゆれる風鈴は風情もあったものではありませんね。
うちも少し高台に家があるので、台風などの時は大変です。
古い家にものですから、なかなかのアドベンチャーになります(笑)

ただ、穏やかに揺れる今回の冬の風鈴は、ちょっとした癒しになりました。

羽生遊
2019年1月30日17:32

naochanへ
こんばんは。1年中の風鈴はちょっとした騒音になることもありますね。
現代の首都圏の住宅事情からすると尚更ですね。

さりげない日常の中で出くわす風景も、
自分の心持ちによって、全然違って見えます。
一瞬の冷たい風が気持ち良いと思うのか、
それとも「おっ、寒っ」と思うのか。

それでも、悲喜こもごもの日常からほのぼのとしたものを
見つけ出したいと思うこの頃です。

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索