ある男として「ある男」を読む
2019年2月20日 読書 コメント (6)「ある男」平野啓一郎氏著 文藝春秋――
誰でも自分の人生に影響を受ける本が何冊かはあると思います。
最近、立て続けに2回読んだ「ある男」はそんな作品のひとつでした。
物語は「ある男」の足跡を辿りながら、綴られていきます。
ただ、この作品に出てくる登場人物は、自分の周りにいる誰かであり、
また、読者にとっても、どこか自分に似た人物がいるように思います。
主人公の男はある事故で命を落とします。
その男を愛していた妻は、その後、夫が全く別の人物だったことを知ります。
物語は「ある男」の過去を追い、取り巻く社会や人物たちに光を当て、
否が応でも、読んでいる自分をその物語へと誘います。
自分とは誰なのか、自分とは何なのか、どう生きようとしているのか――
人に寄り添うこと、人を理解しようとすること、人を愛すること。
そこから、自分自身へと思いを向かわせることの大切さを、
「ある男」から教えられたような気がします。
誰でも自分の人生に影響を受ける本が何冊かはあると思います。
最近、立て続けに2回読んだ「ある男」はそんな作品のひとつでした。
物語は「ある男」の足跡を辿りながら、綴られていきます。
ただ、この作品に出てくる登場人物は、自分の周りにいる誰かであり、
また、読者にとっても、どこか自分に似た人物がいるように思います。
主人公の男はある事故で命を落とします。
その男を愛していた妻は、その後、夫が全く別の人物だったことを知ります。
物語は「ある男」の過去を追い、取り巻く社会や人物たちに光を当て、
否が応でも、読んでいる自分をその物語へと誘います。
自分とは誰なのか、自分とは何なのか、どう生きようとしているのか――
人に寄り添うこと、人を理解しようとすること、人を愛すること。
そこから、自分自身へと思いを向かわせることの大切さを、
「ある男」から教えられたような気がします。
コメント
読書嫌いを公言する私…そんな本に巡り会いたいものです。
これからでも遅くないでしょうかね??
情けない私です。
うちのカミサンも読書嫌いを公言していまして、
「読書はめんどくさくてできな~い!」と謙さんのように言ってました(笑)
読書嫌いの方に無理強いするのもなんですが、
マンガでも大人が楽しめるものもあります。
そう言えば、カミサンは「ガラスの仮面」は気合い入れて読んでます。
実は、新聞の書評で買った本があまり
面白くなくて、つん読になってます(涙)
ついつい、映像に負けてしまうのです、ハイ。
もし、お時間があったら読んでみて下さい。
面白い作品はたくさんありますが、自分自身を改めて見つめられる作品は、
そうたくさんはないと思います。
作品の好き嫌いは人それぞれで、無理強いはできませんが、
「ある男」はフィクションながら現実を感じて読むことができました。
うふふ、注文しちゃいました。
月曜日には、届くかと。楽しみです。
こんにちは。
そうですか! きっとnaochanの感性で何かを感じられると思います。
平野氏の作品は初めて読みましたが、別の作品もと思いました。
ひとつだけ、僕は詳しくないので、斜め読みもしましたが、
音楽や芸術に関わる記述もあるので、naochanもより楽しめると思います。