映画「新聞記者」を観て
2019年7月9日 エッセイ コメント (2)満席、静まり返った館内。エンドロールを誰一人、席を立たずに見つめている。
映画「新聞記者」――そこには今の日本の現状が映し出されていた。
権力に立ち向かう東京新聞の新聞記者、望月衣塑子さんの原作をもとに、描かれたこの作品は、人としての生き方を真正面から僕たちに問い掛けていた。
今年2月、とあるショッピングモールの映画街で「新聞記者」のポスターを偶然見た。主役はそこで初めて知ったソム・ウンギョンさんと松坂桃李さん。面白い組み合わせだなと思いつつ、ロードショーの際は必ず見ようと思っていた。
原作は未読だが、望月さんのことは、権力に立ち向かう真のジャーナリストとして、その存在は知っていた。
作品は期待以上のものだった。冒頭から怒りと悔しさに震え、瞳の潤みがずっと続いたままだった。
国家体制を維持するために真実を隠し、虚報を捏造する権力の側にいる人たち。その中で、もがき苦しむ若き官僚。身を粉にして、真実を追求し続ける新聞記者。彼女を時に後押しし、時にその頭を抑えようとする組織。
そして、暴き出される真実とその後――
久しぶりに出会った秀作だった。キャスト、スタッフに心からの拍手を送ると共に、託されたバトンをしっかりと握りしめようと思う。
映画「新聞記者」――そこには今の日本の現状が映し出されていた。
権力に立ち向かう東京新聞の新聞記者、望月衣塑子さんの原作をもとに、描かれたこの作品は、人としての生き方を真正面から僕たちに問い掛けていた。
今年2月、とあるショッピングモールの映画街で「新聞記者」のポスターを偶然見た。主役はそこで初めて知ったソム・ウンギョンさんと松坂桃李さん。面白い組み合わせだなと思いつつ、ロードショーの際は必ず見ようと思っていた。
原作は未読だが、望月さんのことは、権力に立ち向かう真のジャーナリストとして、その存在は知っていた。
作品は期待以上のものだった。冒頭から怒りと悔しさに震え、瞳の潤みがずっと続いたままだった。
国家体制を維持するために真実を隠し、虚報を捏造する権力の側にいる人たち。その中で、もがき苦しむ若き官僚。身を粉にして、真実を追求し続ける新聞記者。彼女を時に後押しし、時にその頭を抑えようとする組織。
そして、暴き出される真実とその後――
久しぶりに出会った秀作だった。キャスト、スタッフに心からの拍手を送ると共に、託されたバトンをしっかりと握りしめようと思う。
コメント
松坂桃李さんも好きですし。
今、早速調べました。
最近、映画に行けてないので、是非❗
楽しみができました。教えて下さりありがとうございます。
興味を持って頂いて何よりです。
これから見ようとするnaochanに内容のことは控えますが、
主役のお二人の演技はなかなかのものです。
僕の心には染み入りました。
考えること、感じること、大切ですね。