船尾滝にて・父と娘の約束
2020年8月10日 エッセイ コメント (4)
「ユイちゃん、あと何回も山には登れないから、この夏は来なよ」
今年2月、娘の唯と2人で群馬に住む父親に会いに行った日、
88歳の父親が23歳の孫娘に向かって、語っていました。
8月9日、その約束は果たされました。
船尾滝――落差72mの滝の落差がその約束の目的地でした。
父の軽自動車、タントでのドライブ。
すっかり安全運転になった父のハンドルで、
伊香保温泉の近く、吉岡町にある船尾滝を目指しました。
駐車場からの登山距離は大したことはなく、のんびり歩いて30分程度。
本格的な格好をしてきた娘は苦笑いの軽登山でした。
それにしても、父と娘と三代でまた歩ける喜びを感じながら、
思いの外、涼しい山道を談笑しながら歩きました。
目的の船尾滝は落差の割りには、迫力はほどほどで、
山奥の静けさと程よく調和しているようでした。
「来年は、また御巣鷹に行きたいな」
父が娘に向かって、また約束をしたようでした。
「ただし、生きていたらね」
父のブラックジョークに、娘も心配無用の笑みを返していました。
※テンガロンハット風の麦わら帽子は、ささやかな一発芸ということで。
今年2月、娘の唯と2人で群馬に住む父親に会いに行った日、
88歳の父親が23歳の孫娘に向かって、語っていました。
8月9日、その約束は果たされました。
船尾滝――落差72mの滝の落差がその約束の目的地でした。
父の軽自動車、タントでのドライブ。
すっかり安全運転になった父のハンドルで、
伊香保温泉の近く、吉岡町にある船尾滝を目指しました。
駐車場からの登山距離は大したことはなく、のんびり歩いて30分程度。
本格的な格好をしてきた娘は苦笑いの軽登山でした。
それにしても、父と娘と三代でまた歩ける喜びを感じながら、
思いの外、涼しい山道を談笑しながら歩きました。
目的の船尾滝は落差の割りには、迫力はほどほどで、
山奥の静けさと程よく調和しているようでした。
「来年は、また御巣鷹に行きたいな」
父が娘に向かって、また約束をしたようでした。
「ただし、生きていたらね」
父のブラックジョークに、娘も心配無用の笑みを返していました。
※テンガロンハット風の麦わら帽子は、ささやかな一発芸ということで。
コメント
娘さんやお父様と貴重な時間をお過ごしになれて良かったですね。
御巣鷹山。私が旅行会社で働いていた夏の惨事でした。まだ登った事はありませんが、なかなか険しい山らしいですね。
タフガイなお父様のジョーク。来年はきっと登山されている事でしょうね。
私は明日高崎に帰ります。バタバタ予定が詰まってますが、お盆ですしね。母が待っておりますので。
羽生遊さんの一番の親孝行は、可愛い孫ちゃんにお父様のDNAを
引き継げた事でしょうか。
私も孫が出来る事に鳴り、つくづく、そう思うのです。
こんばんは。土曜の夜から日、月と群馬で過ごしましたが、
日曜日は過ごし易い夏日で、父親も全く疲労なく往復も運転してました。
父親は幼い頃から登山を一緒にしてきた娘が可愛いようで、
その日は僕が先に寝てしまっても、二人で遅くまで話していました(笑)
今、高崎は暑いことと思います。
まるこさん、お盆の役目、娘としての役目、本当にお疲れ様です!
お孫さんの誕生、楽しみですね!
どんなお顔で、どんなお子さんに成長していくのか、
見守って、可愛がって、楽しいことがたくさんありますよ。
うちの娘は父親のDNAを良くも悪くもたくさん引き継いだかもしれません。
この歳になり、歴史を繋ぐ意味を噛み締めて過ごす日々です。