「おじいちゃんが起こして発展させた治療院を親父さんが守ってきて、
 僕が少しでも大きく強いものにしたいんだ。
 それで、どうなるかわからないけど、それを息子に託したいんだ」

息子のリョウが第一声で、そんな言葉を初代へと伝えました。
先日、息子と孫と三人で父親の暮らす群馬へと行きました。
話さなければならないことや、3才になった孫を見せたいこともあり、
父から孫まで四世代で顔を合わせました。

父が裸一貫で起こした小さな治療院でしたが、
その磨き上げられた技で、身を粉にして働き続け、それなりに発展させました。
受け継いだ自分は、未だ修行半ばの半端者ですが、
オンリーワンの矜持だけは、忘れずに家業を受け継いでいます。

これから先、どんな形でバトンタッチができるのか――

大なるものに属さずとも、時代に流されず、時にたった一人の孤独に耐え、
それでもなお、自分を貫く強さと優しさを大切に生き抜いて欲しい。
自分勝手に引き継ぐ者たちへの思いを抱いています。

「この仕事は一生修行だからな」

次世代への手ほどきを終えた初代からの言葉は、
シンプルながら、心に重く響くものでした。

コメント

アミ
2020年9月22日8:38

ごりっぱな親孝行、なさいましたね❣

naochan
2020年9月22日16:22

まぁ、なんて素晴らしい息子さんだこと。
引き継ぎ、受け継ぎできる親子三代。
羨ましいことです。ホント、アミさんの言われるとおり、
ごりっぱな親孝行だと私も思います。
良かったですね。

羽生遊
2020年9月22日18:56

アミさんへ
ありがとうございます。身にあまる言葉です。
先代を受け継ぐ仕事は、どんな仕事でもプレッシャーがある思います。
僕は先代の父の足下にも及ばない状態ですが、
思いを引き継ぐ息子がいることは、先代にとっても僕にとっても、
幸せなことかもしれません。

羽生遊
2020年9月22日18:59

naochanへ
息子も僕も、まだまだ力不足、役不足ではありますが、
先代の父の築いたものを少しでも受け継ぎ、引き継げればと思っています。
息子は先代の前で少々大口を叩いたわけですが(笑)、
夢や目標を持つことはどんな仕事でも大切だと思います。
いつも、温かいメッセージ、ありがとうございます!

メイ
2020年9月23日21:33

羽生遊さん
お久しぶりです(^^)
息子様、頼もしく成長なさいましたね。
親の背中を見て、自然に将来の自分の青写真が浮かんだのでしょう。
身近に目指すべき大きな背中を追えるのは、ご本人も勿論、大きな背中を持つ羽生遊様、そのまた前を歩くお父様にとっても、とても幸せなことですね。
益々のご活躍が楽しみです。

羽生遊
2020年9月24日9:07

メイさんへ
おはようございます。お久し振りです!
僕のとっての治療家としての先代(父)の背中はあまりにも大きくて、
家業を継いだ頃から同じ道では追いつけないと思っていました。
受け継ぎ、また違う方法もあるかと今も模索しています。

息子は誰からも強制されることなく、同業を選んだわけですが、
今は今で、業界の荒波にもまれながら、先を見ているのだと思います。
人様の健康に関わる意味をずっと思いながら、まだまだ日々修行です。
メイさんのエール、ありがたくいただきます!

まるこ
2020年9月24日10:20

おはようございます。
羽生さん。素晴らしい息子さんですね。
父と同じ道を進んだ弟がいますが、その覚悟も大変だったんだろうな。と今更思います。何よりの親孝行ですね。
私も弱音吐かずに出来ることを一生懸命します!

羽生遊
2020年9月25日15:47

まるこさんへ
こんにちは。
家業の大小に関わらず、背負う者は必ずあると思います。
僕は父が興した治療院をただひたすら守ることだけを思って、やってきました。
ある意味、根性なしですね(笑)
まるこさんの弟さんはどんな気持ちで同じ道に進み、
成功や失敗を経験しながら、今に至っているのでしょうか。
まるこさんも、色々と思うところもあるかと思います。
答えはひとつだけではありませんからね。
お互いに、人生まだまだこれから、ファイトですね!

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