新聞の片隅に・各地で観測された放射線量
2021年3月10日 エッセイ コメント (4)神奈川新聞の社会面の片隅、場違いなナンバーズや宝くじの当選番号の横に、
福島第一原発を中心にその日の関東近県の放射線量の値が、
簡易な地図と共に日々掲載されています。
例えば3月10日の新聞では、こんな値が記載されています。
3月9日現在午前9時(原子力規制委集計)※単位マイクロシーベルト/時
浪江町・2.203 福島・0.091 新宿・0.036 盛岡・0.021 静岡・0.030
甲府や新潟、茅ケ崎など他の観測地点もいくつかありますが、
半径50㎞県内の浪江町が突出しているのが、はっきりとわかります。
東日本大震災から10年が経過しました。その間、僕が記憶する限り、
新聞の片隅ではずっとその日の放射線量が掲載され続けています。
この片隅の記事には、論評は何もありません。
この数字が何を示し、これからどうするべきなのかは、
僕たちが考えなければならないことだと思います。
福島第一原発を中心にその日の関東近県の放射線量の値が、
簡易な地図と共に日々掲載されています。
例えば3月10日の新聞では、こんな値が記載されています。
3月9日現在午前9時(原子力規制委集計)※単位マイクロシーベルト/時
浪江町・2.203 福島・0.091 新宿・0.036 盛岡・0.021 静岡・0.030
甲府や新潟、茅ケ崎など他の観測地点もいくつかありますが、
半径50㎞県内の浪江町が突出しているのが、はっきりとわかります。
東日本大震災から10年が経過しました。その間、僕が記憶する限り、
新聞の片隅ではずっとその日の放射線量が掲載され続けています。
この片隅の記事には、論評は何もありません。
この数字が何を示し、これからどうするべきなのかは、
僕たちが考えなければならないことだと思います。
コメント
人が作ったモノで、自然災害が、とてつもない災害になりました。
だから、同じ失敗はするな!
新聞の数値は、そう言っている様に、私には、聞こえます。本当に悔しいです。
チェルノブイリの事故後まだダメだそうですものね。
一体どれくらい月日が掛かるやら。
故郷を思う方々のお気持ちを考えると言葉もありません。
原発の是非を本気で討論する気持ちが政府にはないようですね。
そして世論も今は目先のコロナに集中しています。
国家も接待問題ばかり取り上げています。
勿論規律違反は絶対ダメですが、どんな規則を作っても頭の良い悪知恵の働く企業も公務員も後を絶たないでしょう。まさに時代劇の悪代官に描かれているのと時代が変わっても何も変わっていないですものね。情け無い話ですよ。人間って欲が深いんですね。私的には、もっと論じねばならない問題が山積していると思うんです。
こんにちは。新聞を捲っていると、一瞬ですが、必ずこの場所に目が留まります。
数字が物語ることの罪深さを感じずにはいられません。
自分ができること、小さなことからといつも思っています。
こんにちは。
原発に渦巻く利権、人間の欲深さが結果として起こしてしまった人災。
いつも犠牲になるのは庶民です。
故郷を奪われた人がいて、コミュニティーを失ってしまった人がいます。
被害を被った人たち気持ちになることは到底できませんが、
この人災を忘れずにいることは僕たちにもできると思っています。